クロスミントン♪Remaking  お悩みの技術を科学的に対策しようとするブログ


屋外でもバドミントンをやりたいというドイツ人プレーヤーの情熱が生んだ「クロスミントン」。
バドミントン技術指導者が、バドミントン、スカッシュ、硬式テニス、武道、投球術など多様なスポーツ技術をベースに、クロスミントン独自テクニックを分析し、お悩みの技術を科学的に対策しようとする技術ブログです。

こんにちは。樋口です。

スマッシュ(オーバーヘッドストローク:上打ち)の振り癖は、なかなか治しにくいものです。

上打ちであるスマッシュは構造的に複雑であるため、上達において1つの大きな山場になります。

特に社会人となると、教えてくれる人がいない、基礎打ち+ゲーム練習でジックリとスマッシュの基礎技術を習得、矯正する機会がないのが実情ではないでしょうか。

今回はそんなオーバーヘッドの中核となる部分を、自己練習で身につける(構築及び矯正)方法を提案させて戴きます。
最後までお付き合いのほど、よろしくお願い致します。


(ステージ1)
【コンセプト】スマッシュ(オーバーヘッドストローク)の中心動作は、①腕の捻り(回内動作)②右肘を伸ばすこと(伸展)③3指(中指〜小指)の握りこみ

上記動作でシャトルを効率的に弾き飛ばすことができれば、あとは骨盤と体幹の左旋回(大きな筋肉群(背筋群、臀筋群、腹筋群)が捻れる分、大パワーの出力が期待できる)のパワーをラケットに伝えて、シャトルを前方向に砲丸投げのように力強く押し出していくことができます。



(ステージ2)
【実際のスイングフォーム】



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(ステージ3)
【継続練習方法】

① 最初は鏡を見ながら、視覚でポイントのセルフチェックをおこなう

人間の脳は視覚に80%程度依存しているといわれていますので、目で自分のフォームをチェックすることは、効率的なフォーム構築に繋がります。

加えて、脳の中で実際に打つ場面をイメージしながらフォーム作りすること(イメージトレーニング)は、実際にシャトルを打つときの80%程度の電気信号による運動指令が、脳から運動神経を経由して、筋肉に伝わるという最新の報告があります。

要は自宅等でのイメージトレーニングは、フォーム構築における高い効果が期待できるのです。

自宅だけではなく、練習の合間に行って戴けると身につく速度が速まると考えます。


② 実際のクリアー(高い球)の打ち合いで上記フォームを意識する。

クロスミントンは、スピーダー(ハネ)が飛ぶため、打ち合いでも力まずにフォーム構築・修正がしやすいと考えます。

因みに、バドミントンのようにシャトル(ハネ)が飛ばない競技では、飛距離を出そうと身体が力む分、打ち合いだとフォーム構築・修正が難しくなります。(手投げなど飛距離部分を気にしない環境で構築します)

そういう意味でも、クロスミントンはクリアーであれば、打ち合いでリラックスしながらフォーム作りができます。


③クリアーでフォームができたら、少しづつスマッシュに移行していく

スイング基本動作で、ラケット面先端が手首を追い抜いたところ(面が斜め下向き)でインパクトします。

面が斜め下を向いている分、スピーダー(ハネ)は下方向にしか飛びません。

ラケット面先端を、どこまで手首から前方向に追い抜くかを微調整して、スマッシュの角度、飛距離を調整します。

お試しください。

今回も最後まで、お読みいただきありがとうございました。 


※練習等で、実際に有益な効果があがったことを確認の上で、報告しておりますが、技術の答えは、一つではないと考えております。
他の指導法を否定する意図はございません。その点ご理解の上で、お読み、お試しくださればありがたいです。

こんにちは。樋口です。

クロスミントン界技術の向上(プレーヤーみなさんの技術の向上)と、基礎技術の指針作りのためには、他ラケット競技の技術研究は必須と考えます。
バドミントンは、腰付近及びそれ以上の位置における打球技術やディフェンス技術全般において、クロスミントンに共通する要素が多々あります。

【共通点】

①上打ち(オーバーヘッドストローク:頭上の打球を打つ技術)を比較的多用する。

非常に有効な攻撃手段になるとともに、こちらが劣勢になったときに、高く打球を上げて体勢を整えるディフェンスとしても有効。

→バドミントンはほぼ8割近い打球が、上打ちでおこなわれます(スマッシュ、クリアなど)。

クロスミントンも相手を時間的に追い込んだ時など、スピーダー(ハネ)を上げて来たときに、頭上から角度をつけてスマッシュを打ち込みます。

レシーバーの足元や下肢付近など目から離れたところに、重力を利用しながら打つ分、攻撃の有効な手段になります。

また、相手に時間的に追い込まれたりしたときに、体勢を立て直す時間を稼ぐために、ディフェンスの高い打球を打ちます(クリアー)。

このオーバーヘッドストロークは、腕の構造上、非常に複雑な動作構造をしているため、他のストローク(サイド、アンダー、バックなど)より難易度が高く、バドミントンプレーヤー以外は習得に難儀します。



バドミントンプレーヤーは、この点、非常に有利であると考えます。



②バドミントンのディフェンス技術が流用できる

→バドミントンは、シャトルが軽い分、速い打球に対してのディフェンス技術が充実しています。ラケット面を合わせて返球するなど、多くのクロスミントンにおける攻撃に対して、バドミントンのディフェンス技術を流用できます。

他方、クロスミントンの技術が上達してくると、攻撃も低空でかつ、高速、サイドギリギリなどを強襲してくるようになります。

そうなると、すばやくサイドに跳びつく技術、ラケットのスイングの支点を短くしてヘッドスピード(加速度)をあげる技術、腕を伸ばしながら腕を捻って打球する技術など、高度なバドミントンディフェンス技術が非常に有効になります。

それらを駆使することで、ディフェンスから攻守交代をすることも可能で、クロスミントンのディフェンス技術の領域を一気に拡げることができます。





③腰〜肩くらいまでの高さの打球を打つ技術(バドミントンなら「ドライブ」クロスミントンなら「プッシュ」)が酷似している

→この位置の打法の基本は、立てたラケット先端を前に倒しながら打つのですが、バドミントンはシャトルが飛びにくい分、肘関節と手首関節2つを使います。

それに対して、クロスミントンは打球の飛距離が飛ぶ分、肘関節を開くのみで飛ばすことができます。

バドミントンより動作が1つ少ない分、余裕が出ると考えます。





フットワーク技術は、バドミントンのほうが運動量(スタミナ、瞬発力等)で上回るため、クロスミントンでは余裕がでる
→フットワークに関しては、バドミントンのほうが遥かに運動量があり、スタミナも要求されます。加えて、瞬発力(短い距離を素速く動く、動き出す、ターンを繰り返すなど)も要求されます。
他方、クロスミントンは基本、打球が高速で真っ直ぐプレーヤーに向かって来てくれる分、前後の厳しい動きがほとんどありません(ロブへの対応くらいでしょうか)。
要は、フェイントを入れながら、前にポトンと落とされるような厳しいドロップショットがないと考えればわかりやすいと思います。



⑤スライス技術も流用できる
→インパクト時に、ラケット面を前方斜め下方向にスライドさせることで、球速を落とし、しかも打球の飛行距離は極端に落ちない。
この打球技術も流用できます。






【総括】

◉バドミントン技術は、クロスミントンの上からの攻撃とディフェンス全般、フットワークなどにおいて非常に有効である。

→他のラケットスポーツに比して、流用できる技術量が圧倒的に多いです。バドミントンプレーヤーは非常に有利だと考えます。

◉バドミントンで下肢(膝、腰、足首など)の慢性痛などに悩むかたでも、安心して取り組める
→フットワーク技術は、バドミントンのものとほぼ共通ということと、運動量においては余裕を感じられると考えます。

お試しください。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

※練習等で、実際に有益な効果があがったことを確認の上で、報告しておりますが、技術の答えは、一つではないと考えております。
他の指導法を否定する意図はございません。その点ご理解の上で、お読み、お試しくださればありがたいです。

クロスミントン界技術の向上(プレーヤーみなさんの技術の向上)と、基礎技術の指針作りのためには、他ラケット競技の技術研究は必須と考えます。
スカッシュは、腰付近及びそれ以下の位置における打球技術(サイドストローク、アンダーストローク)において、クロスミントンに共通する要素が多々あります。

【共通点】
①ネットに相当する正面壁のライン(ティン:これより下だとフォルト:添付画像参照)が非常に低い(4.3cm)
よって、低い球もフラット(ラケット面と打球が垂直にインパクトする)打法で強打できる。
←クリックで拡大します。

→床にギリギリの球でも、思い切り強打できる分、攻撃(オフェンス)が可能です。
バドミントンやテニスはネットが高いため、フラットで強打するとネットに引っかけてしまうリスクが高くなります。
ですので、上方向に上げたり(ロブ)、縦方向に回転をかけて(トップスピン)ネットを越えたら打球が沈むようにする等、防御(ディフェンス)的技術の要素が多く含まれるようになります。
また、打球の飛距離が出る分、骨盤の横旋回動作を使わない(インパクト後に、胸を前方に向けない(=「身体を開かない」、=「縦振り」スイング))点も、スカッシュとのフォームの大きな共通点になります。

②クロスミントンは低く高速でのラリーが有利になる分、上記①に基づき、サービス、フォア&バックのアンダーハンドストローク(攻撃)において、スカッシュのスイングフォームを流用できる

③左足を前に出して打つケース、右足を前に出して打つケースと臨機応変に使い分ける
→クロスミントンもスカッシュも場面に応じて、前足を右足にしたり、左足にしたりと使い分けます。
主にレシーブ時間に余裕があって、強めの球を打つ際には、左足を前、ややサイドに動かされたりして、レシーブ対応時間が減らされたときは、右足を前など大まかな目安があります。
この技術を使えることは、ラリーの継続にとても有利に働くと考えます。

④フットワーク技術は、スカッシュのほうが運動量(スタミナ、瞬発力等)で上回るため、クロスミントンでは余裕がでる
→フットワークに関しては、スカッシュのほうが遥かに運動量があり、スタミナも要求されます。加えて、瞬発力(短い距離を素速く動く、動き出す、ターンを繰り返すなど)も要求されます。
他方、クロスミントンは基本、打球が高速で真っ直ぐプレーヤーに向かって来てくれることと、ホームポジション(基本の立ち位置)が自コート最前面である分、前後の厳しい動きがほとんどありません(ロブへの対応くらいでしょうか)。
要は、フェイントを入れながら、前にポトンと落とされるような厳しいドロップショットがないと考えればわかりやすいと考えます。
逆説的に考えると、クロスミントンは膝・腰・足首まわりに優しい競技ともいえます。下肢の怪我や慢性痛に悩むかたでも取り組みやすいといえます。

⑤スライス技術も流用できる
→インパクト時に、ラケット面を前方斜め下方向にスライドさせることで、球速を落とし、しかも打球の飛行距離は極端に落ちません。
この打球技術も流用できます。

【総論】
◉スカッシュ技術は、クロスミントンの攻撃において非常に有効である。
→自分の腰まわりより下の打球で、低〜中速の相手の球などを攻撃する際、スカッシュの打球技術が多いに役に立つと考えます。

◉スカッシュで下肢(膝、腰、足首など)の慢性痛に悩むかたでも、安心して取り組める
→フットワーク技術は、スカッシュのものとほぼ共通ということと、運動量においては余裕を感じられると考えます。

お試しください。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

※練習等で、実際に有益な効果があがったことを確認の上で、報告しておりますが、技術の答えは、一つではないと考えております。
他の指導法を否定する意図はございません。その点ご理解の上で、お読み、お試しくださればありがたいです。

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